オンナ、遭遇 -ウォンウィエン・ヤイの立ちんぼ編-
クルントンブリー通りを西へ進むこと約5分。
そこに現れるのは南北に伸びている、ウォンウィエン・ヤイへと続くソムテッドプラチャオ・タクシン通り。
この通りを右に曲がり、ずんずん歩いていく。
タクシン通りは大きな通りではあるものの、23時を超えた時間ということもあり、沿道の店店はほぼ閉店。
相棒のリオビールを片手になにもない通りを歩いていると、突如煌びやかなネオンが出現した。
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店前ではおねーちゃんが数名座っている。
店名は「NUDE RESORT」。
外観から察するにコヨーテクラブなのだろう。
私が通れば
「イラサイマセー♪」
とか
「シャチョーサーン!」
とか言われるのかと少しだけ期待に胸を膨らませつつ前を歩いたら、完全無視。
誰ひとりとしてこちらを見ようとしない。
こんなローカル地域のコヨーテクラブで日本語を喋られる女子などいないだろうから、期待したこっちが悪いというもの。
気にせずウォンウィエン・ヤイへ向けて歩を進めること10分ほど。
ようやく、ロータリーらしき風景が見えてきた。これがかの有名なウォンウィエン・ヤイ。
私は感動に打ち震える胸をおさえつつ、タクシン通りから時計回りでロータリーをまわってみることにした。
TMB銀行の前に3人ほどの女がいた。
一人の、浅黒い、年齢は20代後半であろう女が近付いてくる。
この女に値段を聞いてみた。
「いくらだ?」
「500バーツ」
「ホテル代は?」
「200バーツ」
きっとこの女は自分を売っているのではなく、女どもを取り仕切ってあっせんしているのだろう。
この女の近くにいた2人は近寄って来ず、それどころか化粧を直していた。
他2人はパッと見た感じ20代前半。
しつこく勧めてくる浅黒い女を振り切り、インタラビタック通りを渡るために歩道橋へと上がった。
上がった歩道橋で目にしたのは、泥酔しているのか生命が果てているのか、どちらとも判別がつかない倒れているおっさんだった。
(次回へ続きます)
※本編ブログの最後に動画でウォンウィエン・ヤイをご紹介します
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