タイの夜を楽しむ方法

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タニヤ界隈に新たな麺屋！

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店内に入ってみると驚くべき構造が明らかになった。
『笑和亭』は隣りのバービアと隣接していて、そのバービアと店内が繋がっていたのだ。
つまり女の子はバービアの店員にもなり、はたまたラーメン屋の店員にも変化するという、人件費の大幅削減を狙った構造なのである。

バービアと系列店なのか、姉妹店なのかは知らないけれど、間違いなくオーナーは同じなのだろう。

バービアと系列店のラーメン屋。
そして店名が「笑和亭」。
しかも広告などでも拝見したことがないことも勘案すると、「ひょっとしたら美味いかもしれない」という可能性が右肩下がりに下がっていく。

心拍数がみるみる上昇する中、女性店員さんがずっと眼前で立ち「はよ注文せんかい」といった威圧をかけてくるので、取り急ぎ「醤油スペシャル」を注文した。

「笑和亭」のラインナップはこちら。



こちらの大黒柱は、「醤油ラーメン」と「辛辛ラーメン」の２本柱となっている。
「辛辛ラーメン」が味噌なのか、何なのかは不明である。

取り急ぎ注文し、出てきた「醤油スペシャル」をご開陳いたしましょう。



姿を一望するや、期待を裏切りちょっと美味そうである。
これはどういうことか。
見た目だけのチャラ男ということなのか。

困惑する胸中を悟られないよう、スープを一口すすってみた。
う、うまい。

麺を一口すすってみた。
う、うまい。

私の眼下にあるラーメンは、意外なほどハイレベルであった。
期待感ゼロだったこともあって、レベルの高さに感激し、ものの数分で完食。

バービアの系列店のラーメン屋が、なぜこれほどのレベルのラーメンを提供できるのだろうか、疑念渦巻いておったので、お会計の際にタイ人女性スタッフ、通称メガネちゃんに質疑応答を願った。

「このお店はいつできたの？」

「一ヶ月前だよ。タニヤ通りの『内田家』っていうラーメン屋と一緒なの」

私はポンと手を打った。
そういうことだったのかと。
『内田家』といえばオープン当初、私のブログでも紹介したことがあるタニヤ通りの家系ラーメン店だ。
その店が監修しているのならば、このレベルも頷けるというもの。

お会計を済ませた私は、通称メガネっ子に心の中で愛の告白をし、『笑和亭』を後にした。


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